収容所からレスキューしてきたシーズで、推定年齢4、5歳です。
ネグレクトに近い飼われ方をされていたと思われます。
耳は慢性外耳炎、目もドライアイが進み、ボンヤリとしか見えない状態、皮膚も軽度の炎症を起こしており、ボロキレのような状態で保護しました。
レスキュー当初は、右方向にクルクルと旋回を続けるなど、気になる行動も見られました。
きっとこれまでの過酷な飼われ方と、収容所でのストレスのせいだったのでしょう。
新しい環境に慣れてくるに従い、この子本来の穏やかで、人懐っこい性格が徐々に表に出始めるようになりました。
いつも抱っこ、抱っことせがみ、夜寝るときは、そっと保護主に添え寝してくる甘えん坊です。
実際は耳が遠く、目もぼんやりとした状態なのですが、日常生活は健常犬とまったく変わらない状態で、つい点眼と耳のお手入れを忘れてしまうほどです。
先住犬の様子を見て、ペットシーツもすぐに認識し、粗相はありません。
また、散歩も楽しそうに盲導犬のように飼い主に寄り添い、歩調をあわせて歩いてくれます。
2～3kmは息も切らさず歩け、見かけとは違い体力はあるようです。
性格は本当に穏やかで天真爛漫な子なので、この子の個性を理解したいただけたなら、本当に飼いやすい子だと思います。
室内フリーで、目の点眼と耳のお掃除をきちんとしていただける人をお待ちしています。
おかげさまで里親さんが決まりました。皆様のご協力に感謝いたします。